企業インタビュー

Interview
Photo by nappye
@ダリア園

大切にしているのは『地域に根差し地道に仕事をする姿勢』

父親が始めた新聞折り込み業を受け継ぎ、広告の制作や公共紙の配布など新たな事業展開で地域に根差すアベ企画の安倍正浩氏。メディアの多様化が進む中、新たな活路を見出しながら業務に、そして地域活動に奔走する安倍氏のインタビューです。

Q 家業に入られたタイミングで、法人化されたそうですが。

A そうですね、2006年にそれまで勤めていたスイミングスクールを退職して家業に入ったのですが、広告のデジタル化が進む中、仕事の幅を広げようと1年間準備して2007年の5月に法人化しました。 法人化した一番の理由は、市の仕事に入札するためです。広報まちだの配送を手掛けた時期もありました。法人化して3期目に売上だけはものすごく増えたので、実は税務調査に入られたんです(笑)。

Q そうだったんですね。では、2代目としてのご苦労や、お父様と意見が衝突することはありませんでしたか?

A 2代目だから苦労した、ということはありません。それよりも折り込みの仕事が時代的に難しいので、新たな活路を切り拓くのが苦労といえば苦労ですね。意見がぶつかることは勿論あります。でも、いい意味での衝突で、新しいことをする時は色々と話し合っています。

Q お父様から教えてもらったことで一番大切にしていることはなんですか?

A『コツコツと地元に根差して仕事をする姿勢』ですね。 父から教えてもらった仕事に向き合うそのスタイルは、決して派手ではないけれど、それが一番必要だと僕自身もとても大切にしている部分です。

Q 法人会活動や地域活動も沢山されていらっしゃいますよね。

A 元々水泳をやっていたので、市のスポーツ推進委員や障がい児スポーツ教室でスポーツ指導をしています。 日本水泳連盟公認競技役員B級の資格も所持しているので、ごくたまにですが水泳競技大会の競技役員のお手伝いもしす。あとは木曽商工ネット、鶴見川育成会などです。 法人会の方は昨年は広報副委員長を、今期は税務副委員長をしています。青年部会や支部でも出来る範囲で参加しています。入会してちょうど10年ですが、色々な繋がりも出来、いい刺激を沢山もらっています。

Company Profile

株式会社 アベ企画
創業 平成元年3月
新聞折り込み ・広告制作
町田市本町田2046-24
042-722-1828

kawasemi 2017.10 vol.127
「俺達、2代目」より抜粋