企業インタビュー

Interview
Photo by nappye
@薬師池公園

人と関わり、街を盛り上げることが楽しくてたまらない

森野に本社を置く川田屋は、食品や味噌、醤油などを扱う店として、昭和26年に創業した。 昭和38年に酒類販売免許を取得、昭和45年には法人となり、現在はレストランや居酒屋に酒類を卸す業務用販売を軸に展開している。指揮を執るのは3代目の川島敏徳氏。時代の流れを汲みながら3年後に迎える70周年に向け奮闘している。

Q入社した経緯から現在に至るまでの流れを教えていただけますか?

A 運送業で働いていた時、父から声がかかり入社しました。 長男でしたから家業を継ぐ意識は小さい頃からあり、配達業務と営業を経て平成25年に代表取締役になりました。父からは営業の何たるかを教わりました。私が入社したころは今と違って価格競争も激しく、飛び込み営業が殆どでしたから、そういった営業スタイルは父から全て教わりました。

Q 代替わりしてからやり方を変えたことなどはありますか?

A 酒税法に大きく左右される業界なので、時代の流れを汲みながら仕事は進めています。 昨年の改正で価格競争が無くなってきている今、大切なことは人や組織の繋がりから生まれる社会貢献だと思っています。私は25歳からJCに入り、町田青年会議所理事長や東京ブロック会長、日本青年会議所の常任理事などを務めてきたので、そこで学んだ様々なことがとても仕事に役立っています。勿論、役立てるためにJCに入った訳ではありませんが、結果として地域貢献や人脈の構築が全て仕事に繋がっていると実感しています。あとはここ数年で進んだ人材不足をどう対策するかということで、これまで半径2キロあった自社配送の商圏を10キロに絞り、それ以外の配送をアウトソースすることにしました。新しいアプリの事業も立ち上げました。 リピーターの来店頻度を増やし、売上を拡大する販促ツールなのですが、いずれは別会社にして全国展開もできたら、と考えています。

Q 法人会の活動についてはいかがでしょうか

A 父からバトンタッチしてまだ間もないですが、JCとは違った部分で地域を盛り上げていきたいですね。今はゼルビアの社外取締役や町田プロレスの副代表などもやらせていただいています。 根本にある思いは一緒で、これからも人と人の繋がりを大切に、町田をもっと盛り上げたいと思っています。

Company Profile

川田屋 株式会社
設立 昭和26年
業種 業務用酒類・
米・食材卸
町田市森野1-26-10
042-793-1230

kawasemi 2018.10 vol.131
「俺達、2代目」より抜粋