企業インタビュー

Interview
Photo by nappye
@薬師池公園

どんな時でも笑顔を絶やさない。気配りができてこそ、真の『職人』

昭和54年、齋藤彰氏が上小山田に創業した建築塗装サイトウ。現在、2代目社長として町田を中心に業務に奔走しているのは三男である齋藤僚氏。職業専門学校で塗装業を習得した後、家業に入り、現場で腕を磨いた生粋の職人だ。兄の独立後、35歳で社長となり現在に至っている。

Q 社長になられてから既に10年目ですが、一番のご苦労は何でしたか?

A やはり、2代目なので年上の職人さんとのコミュニケーションの部分で大変だったことでしょうか。仕事は信頼関係を築くことが大切だと思うので、自分の代になってからはそういったことを重視して採用もするようになりました。もう一つ、苦労というと少し違うかもしれませんが、社長に就任した初年度に、信用していたお客さんからかなり大きな金額を回収できなかったことがありました。社長になったばかりだったことや、父の代から取引があったお客さんだったのでその時のショックは大きかったですね。

Q それは悲しいですね。最近はお仕事の方は順調ですか?

A 最初の頃は父の代からの流れで仕事ができていた部分が多かったのですが、ここ最近は自分のお客さんのリピートや紹介がとても増えてきました。

Q 齋藤さんは社長業もしながら職人さんということですが、仕事の際に気を付けていることなどはありますか?

A そうですね、職人というと昔は堅物でおっかない人というイメージがあって、腕が良ければそれが許されていた時代もあったと思うんです。でも、職人ですから腕がいいのは当たり前で、お客さんや周囲の人たちへ気配りができなければ駄目だと思うんです。これは父もよく言っていたことで、現場では特に周りの方に気持ちよく接して頂けるように笑顔を大切にしています。塗装ってそのお宅はもちろん、近隣の方にもご迷惑になったりしますから、そこは気を付けています。

Q 法人会へ参加されて何か得るものがありましたか?

A 法人会は、父の代から入っていましたが、実際参加するようになったのはここ最近なんです。最初は支部で声がかかり、次は税制委員会に、そして今年から情報委員会と青年部会に参加しています。特に青年部会で異業種の方々と交流できてとても楽しいし、沢山刺激をもらっています。

Company Profile

有限会社 建築塗装サイトウ
創業 昭和54年
業種 塗装業
町田市上小山田町2619-16
042-797-1840

kawasemi 2017.7 vol.126
「俺達、2代目」より抜粋