企業インタビュー

Interview
Photo by nappye
@ダリア園

旅行のカタチは変わっても社会と人に”豊かさ”を与え続けたい

昭和36年に創業、旅行業を主業とするタウンツアーズ。 八王子にも支社を持ち、企業や諸団体、学校などを中心に企画型の旅行を提案している。ここ最近は、拠点がある町田と八王子のみならず、神奈川や関東全域にまでマーケットを広げている。社長は昭和56年生まれ、まだ38歳の牧野浩光氏だ。都内のホテルで接客業に携わった後家業に入り、平成16年に社長に就任した。

Q 先代から教わったことで一番大切なことは何ですか?

A「一番」という順位を付けられないくらい、大切なことを沢山教わりました。自分では何でも分かっているつもりでしたが、実は何も分かっていなかったんです。 仕事のことだけでなく、人や地域のことなど、全てを教えてもらいました。一人で仕事を立ち上げ、地域に根付きながら信頼される企業に成長させた父が築いたこと、それを受け継ぐのは勿論ですし、これから先教わっていくことも、さらに大切なことだと思っています。

Q 社長に就任されてから一番大変だったことは何でしたか?

A 東日本大震災のときですね。あれだけの大災害でしたから、弊社としても何が出来るのか模索しながら、被災地や地元の皆さんに寄り添うことを第一に考えていました。旅行も自粛ムードが長らく続きましたが、だいぶ落ち着いてきてからは、皆さんがうちに戻って来てくれまして。 お客様に信頼されているんだと改めて気づかされました。これからもそういった信頼に応えていかなくては、と身の引き締まる思いですね。

Q 多くの同業他社と競合しているわけですが、これからの展望を教えてください。

A 可能な範囲で仕事を広げていきたいと思っています。 大手に比べたらうちは小さい会社ですが、コミュニケーション力は負けない自信があります。営業所も人も、いつまでもずっとここに居続けることも出来ます。 弊社のロゴマークは、町田デザイン専門学校の方に作って頂いたものですが、自由に旅をする旅人をイメージした雲の形で す。時代に合わせ、旅行を通して人々に豊かさを与えていき、仕事で地域貢献をしていきたいという想いが詰まっています。父も新しいことにチャレンジしてきた人でした。時代の流れを捉えて、私も常にチャレンジしていきたいと思っています。

Company Profile

株式会社タウンツアーズ
創業 昭和53年
業種 旅行業
町田市中町2-6-11
042-727-2977

kawasemi 2018.4 vol.129
「俺達、2代目」より抜粋